物売りに走ることなかれ

昨日は仕事で入っている組織のゼミナールが行われました。本来なら京都で毎回行われているのですが、コロナ禍ということで各部会ごとに集まってサテライトでの学びとなりました。その組織には夫の父の代から入っており、夫に引き継がれ、そして今は私が参加しており、薬業倫理と専門知識、カウンセリング術を学んでおります。そこでは必ず最初と最後に「綱領」を全員で唱和します。

 

一、私達は人間尊重を基本とし、人助けの精神に徹し、広く国民の健康に奉仕します。

一、私達は人格と識見をたかめ、誠意をもって社会に貢献します。

一、私達は常に真摯に研究を行い、適切な健康指導を行います。

 

この綱領を唱和することで自然と意識が外に向かい、仕事を通して国民の健康や社会に貢献できる知識と人格の向上を自分の使命として感じることができます。そこでいつも言われていることは「物売りに走ることなかれ」と言う言葉です。自分の利益のために物を売ってはいけないということです。

必ず物を売る前に健康指導を行い、お客様自身が健康への自立に目覚めてもらえるように導く実践を行うことを基本としてます。この綱領は英訳もされていますが、昨日のゼミでも講師より、健康指導という言葉を「アドバイス」ではなく「リード」と訳されていることの重要性をご指摘頂きました。

改めてリードし導いていける自分を目指していきたいと思います。