ここは とうちゃん にんどころ

ここはとうちゃん にんどころ

 

ここはかあちゃん にんどころ

 

ここはじいちゃん にんどころ

 

ここはばぁちゃん にんどころ

 

ここはねぇちゃん にんどころ

 

だいどう だいどう

 

こちょこちょこちょ

 

子ども達が幼い頃、よくわらべうたを歌いながらこちょばしあったりしてスキンシップをとっていました。

 

その中でも特にこの「ここはとうちゃんにんどころ」の歌を歌っていました。

 

子どものほっぺや、おでこ、あご、鼻などを指でつんつんしながら「ここはお父さんに似ているところ。ここはお母さんに...」と歌っていきます。「だいどう」の意味はわからなかったのですが私は「大丈夫、大丈夫。よかった、よかった」と思いを込めて体をさすり最後こちょばして終わるのですが、これを歌っていると子どもよりも私が幸せな気持ちになっていったことを憶えています。みんなのいろんな要素が受け継がれての我が子だなと思え「よかったね、よかったね」と愛おしく感じたものです。

 

それがいいとかだめだとかではなく、全部ひっくるめてちゃんと受け継がれているという安心感だったように思います。

 

今でも思い出すのは娘が生まれた時、夫にも立ち合ってもらっていたのですが、助産師さんの第一声は「女の子です。おめでとうございます。お父さんにそっくりですよ」でした(笑)

 

女の子なら私に似たほうがよかったかな?と思わず笑ってしまいましたが、でもやはり夫に似てよかったと思いました。

 

それはちゃんと受け継がれている証拠であり、自分が好きになって結婚した人に似ているなんて一番の幸せだと思ったからです。

 

好きになったら何でもありで、夫が目が一重なのも「知的な感じ」に思えたり、エラが張っているのも「あごがしっかりしていて男らしい」、くしゃみを連発しても「力強いなぁ」と感じたものです(笑)

 

要はすべてひっくるめて好きになってしまえば何でもオッケーと言うことで、受けとめ方次第でなんとでもなっていくもの。

 

子ども達が大きくなるにつれて姿形や性格もいろいろ変化してきており、父に似て来たり母に似てきたり、実家の兄や夫の妹にも似てきたりとさまざまな顔を出しますが、そのつど「よかった。よかった」と思っております☺