昨日、仕事が終わった後実家に行きました。
昨日は家に帰っても息子はバイトでいませんし、夫もいつものようにスポーツジムに直行します。
お腹も空いていなかったので夫や息子が帰ってくるまでの間時間があるなぁと思いそれならとずっと思ってたことを実行しようと実家に向かったのでした。
それは実家の母の爪を手入れしてマニキュアを塗ってあげることでした。
コロナ禍が始まるまでは実家に行くたびしてあげていましたが、ここ一年は私自身もそういう意識が薄かったことで母もほったらかしでした(笑)
しかし、先日娘からLINEで「初ネイルしてきた」との報告ときれいにネイルされた娘の爪の写真が送られてきました。
娘の女性らしいきれいな形の爪を見て「私に似なくてよかったな〜」と思いつつ羨ましい思いでした。
私は昔から自分の手や爪の形にコンプレックスをもっていましたが、こればかりは直しようがありません。
しかし、結婚前半年間程「マナー教室」に通っていた時に講師の先生がこのような質問をされました。「一流のホテルマンはお客様のどこを見ていると思いますか?」と。そして答えは「靴」と「髪」そして「手」ということでした。
服装や顔はいいものを着たりお化粧をしてごまかされるけれど、この3つは日頃から意識して手入れをしていないとごまかせないものだとのこと。
だから一流のホテルマンはそこを見て
、そこまで意識を持っていてゆとりがあるお客様かどうか見極めているということでした。
それを教えてもらったとき「日頃の意識が大切なんだ」と学び、その3つを意識して生活するようになりました。
爪も清潔感を心がけ爪をこまめに切り透明のマニキュアを塗って仕上げにオイルを塗り手入れをしますと、それなりに愛おしく思え仕草も指先まで意識するようになってきました。
子育て中はさすがにそれどころではありませんでしたが、子ども達に手がかからなくなってきてからはまた意識し始めました。
しかし、コロナ禍になりマスク生活する中、どこにも行けず化粧もしなくなりどんどんそのことへの意識がなくなっていきました。
そんな時に娘からのネイルのLINEが入ったのでした。
マニキュアとネイルとどう違うのかもわかりませんでしたが、娘の写真に触発されて、友人からのアドバイスももらい「物は試しに初ネイルに挑戦してみよう!」と思い立ち早速友人が昔かよっていたネイルサロンを教えてもらい予約して行きました。
すると仕上がりを見てびっくり、感動しました。
爪も小さいなりにきれいにまるく整えてくれ、色も薄いピンクでさり気なく肌の色に馴染み、指がすっと長くなった感じにみえます。
これが自分の手なんだと思うとうれしくて仕合わせな気持ちになりました。
そして、実家の母にもしてあげたいと思いました。
しかし、母はお茶を習っているのでネイルはできません。
それなら前みたいに透明のマニキュアを塗ってあげようと昨日行って来たのでした。
母にはないしょで行ったので「どうしたの?」と驚いていましたが、「爪のお手入れにきました〜」と言いますと「あなたって子はわざわざこんな遅くに」と笑いながらも「娘に爪を手入れしてもらえるなんてなんてしあわせな母なんでしょう」と言って私に手を委ねてくれました。
やすりで爪の表面を丁寧に磨き、その後透明のマニキュアを二度塗りしますと我ながら上手くでき、母も久しぶりにキラキラした指先を見ながらとても嬉しそうでした。
娘にも早速LINEで母の爪の写真を送りますと「きれいやん」と言ってくれました。
調子のって「コロナが収束したらお客様にもサービスでしてあげようかな」と言いますと母は「それはいいことや、喜ばれると思うよ」と言ってくれました。
私達の会話を黙って聞いていたとなりにいる父にも「してあげようか?」と言いますと笑いながら首を振りました(笑)
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