昨日は母の日でした。
夫の母に「何か欲しいものはありますか?」と尋ねましたが、いつものように「何もいらない。あなた達が元気でいてくれればそれでいい」とだけ言います。
母は3年前に大腿骨を骨折してより上手く歩けず家の中で過ごしています。
それまでは毎日店や家中をピカピカに掃除し、料理も手をかけ何品も作りいつも額に汗し忙しく働いていた母でした。
しかし、骨折をしたことで自分の身の回りの事はできますが、長い時間立っていられず料理もままならなくなり、代わりに父が台所に立つことになりました。
もともと料理好きな父でしたので母に喜んでもらおうといろんな料理を作っては私達にまでお福分けしてくれます。
もう外出もほとんどしないので洋服もカバン等もいりませんし、欲しいものがあってもマメな父がさっと買ってきてくれるのでなかなか私まで出番が回って来ません(笑)
そこで私は母が美味しいと言ってくれるいちごと生クリームでデコレーションしたシフォンケーキをいつも作っています。
今年もそうしようと思っていたのですが、昨日は午前中は色々忙しく、午後は仕事のリモート会議があり落ち着いてケーキが作れませんでした。
そこで思いついたのが「コロッケ」でした。
一週間前、実家の母からもらった鹿児島のじゃがいもでコロッケを作ったのですが、父に「よかったらいかがですか?」と言いますと父は「ありがとう!いただくわ」と喜んで持っていってくれました。
そして翌日「コロッケ美味しかった。お母ちゃんも美味しいって食べたよ」と言ってくれたのです。
グルメな父に料理上手な母。両親はとても優しいのですがは二人ともお世辞は一切言わない性格ですのでとてもうれしかったです(笑)
先日の西山公園の帰りにも実家の母がまたじゃがいもを持たせてくれたので「ケーキは明日にして今日はとりあえずコロッケを作ろう」と取りかかりました。
じゃがいもはメークインなのでとても柔らかく衣がつけにくいのですが、以前母がよく作って持たせてくれたクリームコロッケの作り方を思い出し、丸めてから一旦冷凍庫である程度冷やし固めてから衣をつけて揚げるととてもなめらかでクリーミーなコロッケに仕上がりました。
早速夕食に間に合うようにと持って行きますと母は眠っていました。
だんだん食も細くなり、眠っている時間も長くなってきたと父が言います。
母にメッセージを書きコロッケと一緒に置いておきました。
お母さん
いつもありがとうございます
コロッケまた作りました!
よかったら食べて下さい♥
明日はいちごケーキ持ってきますね
いつまでも元気でいてください
○○より
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