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母の想い

先日、実家に行き両親とゆっくり会話するなか母が私に「最近母親の写真を見るとあなたを思うようになってきた」と言ってきました。

母の実家の祖母は母が14歳の時に病気で亡くなりました。女きょうだいもいなかった母は寂しい思いをしたのでしょう、娘の私にはそんな思いはさせたくないと、自分が母親にしてほしかったことを私にすべて愛情いっぱい注いで育ててくれました。

そして嫁いで今年で24年になる今も娘である私が安心して帰ってこれる実家をできるだけ長く残しておいてやりたいと毎日健康に気をつけ暮していることを言ってきます。

私は幼いころからこの健気な母に対して娘でありながら母親のような、時には姉のような気持ちで守ってあげたいと思って育ったように思います。

私のなかに漠然と亡くなった祖母がいる感覚でした。

そして先日の母の言葉に「やっぱりなぁ」と納得したのでした。

物心つく頃から母から祖母の話を聞いていたせいか、「なにかあってもきっとおばあちゃんが守っていてくれるから大丈夫!」と思えていることも私にとっては大きな心の支えになっていると思います。

そして実家の両親を大切に思ってくれる夫や両親とご縁があったのも祖母の祈り願いであったのではと思う今日このごろです。