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漢方の健康川柳講座 夜トイレ 何度も寝覚め 水を飲む  (補う必要なし!)

夜トイレに起きる回数が多くてよく眠れないという方が多くいらっしゃいます。

原因の1つには水分の取りすぎが考えられます。

 

今の時代、どこもかしこも「水分をこまめにとりましょう」との言葉が横行していますが、本当にそうなのでしょうか?

老いも若きも、男性も女性も、大きい人も小さい人も、体を動かしている人も座っている人もみんな1.5〜2リットルの水分が必要なのでしょうか?

 

体が必要とする水分量は、人それぞれです。

喉が乾いたら飲めばいいだけです。あえて飲む必要もありません。

体に余分な水分は漢方で「水毒」と呼ばれ体の冷えやむくみ、血行不良の症状を引き起こします。

夜、床につく3時間前には食べたり飲んだりを控えるだけでも効果的です。

喉の乾きが強い場合は、甘いものやくどいもの、脂っこいものを摂りすぎていないか。

もしくは鼻がつまり口呼吸していないか。また唾液不足かどうか。いろいろ原因が考えられます。

 

要は、夜中にトイレに起きることは体に余分な水分があるという現れですので、補うように水を飲む必要はないということです。食事を見直しましょうね。